子供の矯正 ~歯並びの歯列矯正~
歯並びの症状は、出っ歯、反対咬合、歯のでこぼこ、前歯がかみ合わない等様々です。
子供の矯正は、開始時期によって第一期と第二期にわけられます。
第一期は、小学校低学年~4年くらいで乳歯と永久歯が混じっている時期に治療する場合です。子供の歯から大人の歯へ交換する時期でもあります。すべて、永久歯列では、ありませんので歯並びのすべてを治すことは残念ながらできません。 上顎と下顎の前後的なずれを治したり、顎を側方に拡げたりします。第一期の治療目標として、上の前歯が4本がきれいに並んだ状態になります。
この時期に治療を開始した方が有利な例として、
重度な出っ歯、反対咬合、将来非抜歯(歯を抜かない)治療を希望する場合などがあげれます。
第二期の治療開始時期は、すべて永久歯列(大人の歯)になった時期となります。はえかわるスピードは、男女差や個人差があります。
第二期では、女子で中1~2 男子で中3~以上である程度成長がおさまってから治療を行うのが、好ましい時期と言えます。それは、身長の伸びと顎の成長が比例することが多く、しっかり待ってから治療するほうが後でずれたり、治療期間が延長したりしないので安心して治療をすすめることができます。
第一段期に矯正治療
小学校低学年~ あごの成長が見込める時期
期間1年半前後 費用総額 45~50万円
第二段期の矯正
小6以上 成長がある程度おさまってから
期間2~2年半 費用総額 45~50万円前後
第一段階を行わず、第二段階から矯正を行った場合
小6以上 成長がある程度おさまってから
期間2~2年半 費用90~100万円前後
第二期にスタート時期の目安
女子の場合、12歳前後に第二大臼歯がすべて萌出していれば、スタートして良い時期と言えます。小4くらいから初めてしまうと、成長(身長が伸びる)があったときに、顎も成長することが多く、かみ合わせがズレてしまいます。あるいは、治療期間が長くなることが予想されます。
男子の場合、中学校に入学してから、3年間に20cm以上伸びる場合も珍しくありません。身長が伸びるとそれに比例して、下顎が前下方に伸びます。かみ合わせが、ズレてしまうことや期間が延長されることが予想されます。特に反対咬合の場合は、下顎の成長がかなり影響しますので、注意が必要です。
中2以降第二大臼歯がすべて萌出して、成長がある程度落ち着いていれば、スタートして良い時期といえます。
※永久歯を抜歯して矯正を行う場合、スタート時期は十分注意してください。
第一期を他院で行って、途中から高学年になり、塾や習い事が増えあるいは、部活等で曜日が合わなくなり、第二期から医院をかえる場合は、矯正費用は、最初からとなります。
このように習い事や部活で忙しくなり、曜日が合わなくて困っている例が結構あります。小学校高学年~中学生は、塾や部活で忙しくなりことが予想されます。
矯正専門クリニック 優位性 矯正歯科専任で20年
矯正治療に約20年専任してきた実績や経験からいろいろな治療方針や方法を提示できる 患者さんの希望に寄り添ったプランの構築ができる。さらに、資料(検査の結果)の管理がしっかりしている。しっかり資料をとり、経過を確認できる等の特徴があります。
一方、検査をあまり行わないところでは、最初の状態と比較することができず、何が治ったか?治ってないか確認することすらできません。
※最初に行う検査による資料は、長期に渡ってとても重要といえます。